◆株式投資入門〜株式会社の仕組み〜

◆株式会社の仕組み−2

 さて、会社の創業者は資本を得るために様々な人に株を購入してもらい会社の運営資金に当てることができます。しかしその会社や創業者につながりの無い一般の人はその会社の株を購入することはできないでしょう。一般の人が買いたい株式会社の株を購入するにはその会社が株式を証券取引所に上場している必要があります。

 ここで上場という言葉が出てきました。出資者に株を購入してもらい、会社の運営が起動にのってきたとします。たくさんの利益を出せるようになった会社は自社株を証券取引所に上場して世間に株式を公開する事ができます。これにより株の流動性は高まり、成長企業であるならば一気に株の価値は上がり、さらなる資金集めができるようになるのです。

 上場するまで会社が存続していた場合、最初に投資していた株主はここで株を売れば大きな利益を得ることができます。また上場された株を購入して、その会社が数年後に大きく成長した場合にはその株価は購入時より高くなっているでしょうからそこで株を売れば上場された株を購入した株主も利益を得ることができます。

 会社の設立時にはそれほど大金の資金が不要で会社の資金だけで設備費、研究費などを十分に出せる会社は株式を公開する必要は ないのです。すごく有名な会社や優良企業なんかでも株式公開をしていない場合もあります。株主総会で経営についての 口出しも受けなくてすみます。

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