◆株式投資入門〜株式会社の仕組み〜

◆株式会社の仕組み

 まず株式投資の入門ということで、株式投資と深くかかわる株式会社の仕組みについての説明です。あるところに1億円の資本で会社を作れば1年後には1億2千万円の利益がでるであろうビジネスモデルがあるとします。しかし1億円もの大金を誰も貸してくれません。仮に銀行からお金を借りたとしても1年後に利子と1億円を返してしまうと2000万以下しか資本が残りません。それでは会社の運営はつづけられなくなります。

 こういった問題を解決するのが株式会社の仕組みです。株式会社は株券を発行して投資家に株を買ってもらい、お金を集めることができるのです。この場合、10万円を1000人から集めることができると1億円になります。こうして投資家は株主となり見返りとして、利益の一分を配当として分配してもらえます。ただし 会社が見込み違いの経営によって利益が上げられなかった場合、配当はもらえません。

 このように会社設立時の資金集めや、会社の設備投資や研究費が必要になった場合に株券を発行して資金を集めてそれによって得られた利益を株主に還元するというのが株式会社の仕組みです。株主は株主総会で経営に参加もできます。

 会社が倒産した場合、は株の価値が0円になり投資した資金はなくなりますが株主の責任としてとしてはそれだけで、会社が抱えた借金に対しては責任を負う事はありません。

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